2010/09/08| 七福萬来
(日本語) 書道ガールズ
日本時間9月7日午前11時半に成田を出発し、フランクフルト経由でイタリア・ミラノに到着しました。
日本を出て14時間後の到着です。
フランクフルトまでは全日空で、最新のコンパクトな機材ですが、日本のハイテク技術が各所にみられます。
一番驚いたのが、機内のトイレがウォシュレットになっていたことです。
海外の一流とされるホテルでもトイレはウォシュレットでないのに、日本のホテルは基本的にはほとんどウォシュレットです。
それが飛行機内でもウォシュレットになるなんて、日本のもてなしサービスはさらに進化しています。
機内で ”書道ガールズ !!‐わたしたちの甲子園‐”という映画を見ました。
ちょっと気になっていた映画だったのですが、丁度タイミングがよく見ることができました。
愛媛県の四国中央市が舞台で、高校の書道部が主役の青春ドラマですが、よくできたストーリー展開に感心しました。
ご存知の方もいると思いますが、四国中央市は製紙会社が集積している紙の街です。
さびれゆく商店街とコスト競争力がないと生き残れない紙業界を背景に、地元高校の書道部主将扮する鳴海璃子が町おこしのために、書道パフォーママンス大会を開く話です。
彼女たちのピュアな心に、感動し、元気をもらった映画です。
この話、実話をもとに映画化されました。
子供たちの発想と大人たちの理解が町おこしになっていくのだと思います。
今回のミラノ出張は、四国タオル工業組合の輸出事業を成功させるための視察です。
責任者である私はどう勝負にでるか悩んでいます。
正面から日本品質で勝負すべきか、デザインやアイディア商品など違う角度から勝負すべきか、それとも・・・。
たまたま道中で見た ”書道ガールズ !!‐わたしたちの甲子園‐” という映画は、私にとってスパイスになりました。
映画の冒頭に、主人公のナレーションがあり物語が始まります。
「わたしの好きなもの。
真っ青な空。
海へと続く坂道。
自転車のペダルをこぐ音。
街のどこにおっても見える紙工場の煙突のけむり。
そして・・学校の行き帰りに聞こえてくる紙すきの音。
小さく静かに時を刻んでいく街の大切な ”守り神” 。」
この映画、地場産業の街に生活をしている人には特におススメです。
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